[アニメ神回] 感動の初ライブで伝わる想い『キャロル&チューズデイ』第5話「Every Breath You Take」

[アニメ神回] 感動の初ライブで伝わる想い『キャロル&チューズデイ』第5話「Every Breath You Take」

ロディの想い

売り出し会議も3回目。結局はライブを重ねて少しずつファンを増やしていく方向に。やはり草の根ライブ活動なんですね。ガスとロディはそれぞれライブのツテがあるとのこと。

ガスは火星で最も規模の大きいフェスを運営する大物オーガナイザー・ヘフナーの元へ。旧知の仲のようですが、素人は出せないと一蹴されてしまします。まあいきなりフェスはちょっと飛躍しすぎですもんね。

不器用ながらも彼女たちの魅力を伝えるロディ。その強い想いは1stライブへとつながる。

一方ロディはとある小さなラウンジへ。キャロル&チューズデイ売り込みのためオーナーのベスに直談判。ベスに彼女たちはお前の耳に響いたのかと問われ「耳っていうか、ここに」と胸に手を当て答えるロディ。彼がキャロル&チューズデイに心底惚れ込んでるのがわかるシーンです。彼の熱意にベスも折れて、週末のバンドの前座に一曲だけ、という条件でライブ決定。ロディは本当に有能ですね。新曲をやろうと意気込むキャロル&チューズデイ。

アンジェラ、ついに歌声初披露

2人のライバルになるであろうアンジェラも動き出す。タオに連れられてヘッジファンドの帝王・シュバルツの元へ。アンジェラに1200万ウーロンの出資を求めたいと単刀直入に伝えるタオ。ここで自身の価値を証明するためアンジェラもついに歌声初披露。溜息が出るくらい上手い。アカペラだからこそわかる圧倒的歌唱力でした。アンジェラのボーカル担当はオーストラリアで活動する若き日本人シンガーAlisa。澄みきった空のように綺麗でスケールの大きい歌声です。ソウルやR&Bやってほしい

堂々とアカペラで歌い上げるアンジェラ。その実力を十二分に示す。

圧巻のパフォーマンスで大口スポンサーをゲット。どうやら潤沢な資金力を武器にステマで攻めるらしい。強力なパトロンをバックにつけスターへの階段を上り始めるアンジェラ。ここでも地道にライブハウスを回るキャロル&チューズデイとのコントラストが強調されています。

感動の初ライブ!

プレイヤーのモーションだけではなく光の入り方やラウンジの埃っぽさも完全再現。

控え室で緊張の面持ちのチューズデイに対し、物怖じしない様子で大物感を漂わせるキャロル。チューズデイはベレー帽似合いすぎな。かわいい。初ライブは新曲「Someday I’ll Find My Way Home」披露。ワルツのような品のある曲です。小さなハコでやるにはぴったり。作詞作曲はEDテーマと同じBenny Singsです。彼は非常にメロディアスな曲を作りますね。日本人の感覚に合わせて来ているのでしょうか。なんにせよ2人のボーカルがクロスオーバーするサビがエモい。毎度のことですが音楽シーンは映像も素晴らしい。渡辺監督の細部へのこだわりが見て取れます。

引きこもっていた妹が夢に向けた一歩を踏み出しているのをしっかりと確認できたからでしょう、ライブを聴き終わった兄スペンサーは満足気な表情を浮かべて何も言わずにラウンジを後にします。歌詞もちょうど「いつかきっと家に帰る日が来るの」と歌っていますね。曲の良さも相まってちょっぴり感動しました。美しいシーンです。

ラストはガスが電話を受け取り、「なにっ!?」と驚きの声を上げてフィニッシュ。なにそれめっちゃ気になるじゃん。電話の主は先日会いに行った大物オーガナイザー・ヘフナーからで、ガスの突撃交渉がなぜか功を奏しまさかのフェス出演と予想。早すぎますかね。

5話タイトルの「Every Breath You Take」ですが英ロックバンド・The Policeの1983年のアルバム「シンクロニシティー」からのシングルです。邦題は「見つめていたい」。前から思ってましたがこの邦題はセンスありますよね。ロディが2人の少女に向ける期待と羨望の眼差しはまさに「見つめていたい」。彼のモノローグで牽引した今回にピッタリですね。そして今までちょくちょくあったロディ=視聴者の構図がここではっきりとしました。キャロル&チューズデイのファンでロボットやアニメが大好きなオタクですよ。僕らのことではありませんか。

兄スペンサーも妹チューズデイを「見つめていたい」(応援したい、見守っていきたい)とセリフではなく表情で語っていましたね。

「Every Breath You Take」はとても素敵なラブソングなので聴いたことない人はぜひ。

おまけ:今週のチューズデイ

火星焼きのバイトでも安定のドジっ子属性を見せつけるチューズデイ。この煙だとボヤ騒ぎになりそう。音楽以外なんにもできないのかな?

©ボンズ・渡辺信一郎/キャロル&チューズデイ製作委員会