マーズブライテスト編感動のフィナーレ!『キャロル&チューズデイ』第12話感想

マーズブライテスト編感動のフィナーレ!『キャロル&チューズデイ』第12話感想

軟禁状態のチューズデイ

実家へ強制送還され、選挙戦を控えた母親により自室で軟禁状態となるチューズデイ。部屋をロックされしばらく外出はさせないと釘を刺されます。半年ぶりの帰省になったチューズデイですが、思い出すのはキャロルと過ごした日々ばかり。一方のキャロルもチューズデイの不在は想像以上に深く心を抉ります。いつも一緒だった人が突然いなくなるって寂しいものですよね。

チューズデイの部屋に兄・スペンサーが訪れ、ラウンジでの1stライブを観ていたことや、妹への期待を優し気な眼差しで語ります。良いシーンですよね。チューズデイの理解者が家族にもいるのです。これは彼女にとって大きな力になったと思います。お兄ちゃんマジでいい奴。櫻井孝宏さんイケボ。

キャロルは考え抜いた結果自分には彼女が必要で、彼女にも自分が必要だと理解します。ガスのちょっといい話を挟んでチューズデイを取り戻しに行くことを決意。チームC&Tでチューズデイ誘拐作戦決行です。ここで一番可哀想だった人がロディ。必死に囮になるもなんとチューズデイからは完全に無視されています。キャロル&チューズデイ再会のハグの脇で放置。しかもその後は留置所行き。泣いていいぞ、ロディ…

マーズブライテストの決勝は本日。アルバシティへ向かう電車の中で仲直りを果たす2人。キャロルはだいぶ過ぎちゃったぼろぼろの誕生日プレゼントをついにチューズデイに渡すことができました。お互いの気持ちを確認し合っていざゆかんマーズブライテスト決勝の地へ。

Light A Fire

アンジェラが決勝に持ってきた曲は「Light A Fire」。めっちゃカッコいい。決勝の舞台にふさわしい壮大な楽曲です。今までで一番テンポを落としたパワフルでポジティブなバラードで歌い手としてのアンジェラの魅力を余すことなく表現されています。初戦の「Move Mountains」と甲乙つけがたい素晴らしい曲ですね。1回戦もそうだったけどアンジェラはこっちのクール路線のほうがいい。

アーティガンも「俺の中のアーティガンも歴史に残る名演だと言っている」と絶賛。なんだかリトルホンダがミランだと言っているみたいですね。

前日にアンジェラと「明日は私だけを見て」と意味深なやりとりをしていたタオもめずらしく満足そうな微笑を浮かべています。ケイティとも無事仲直りできたようですね。よかったです。

The Loneliest Girl

スペンサーとロディ&ガスの助けもあってギリギリ会場へ到着したキャロル&チューズデイ。しかし時すでに遅し。番組開始時に会場入りしていなかったためマーズブライテストの規定により失格となってしまいます。しかし会場のボルテージは最高潮。アンジェラの助言もあって特別に歌わせてもらえることに。2人が決勝に選んだ曲「The Loneliest Girl」はずっと孤独だった2人の少女・キャロルとチューズデイが運命的に出会い、初めて一緒に作った記念すべき1曲です。アニメ『キャロル&チューズデイ』の象徴する楽曲ですね。

PVでチラッと公開されていたときから思っていましたが本当に良い曲ですよね。メロが圧倒的に良すぎる。彼女たちを見ていると音楽の良し悪しは音数で決まるわけでないことを思い出させてくれます。複雑化・多様化した現代のポピュラーミュージックへのアンチテーゼのようにも聴こえます。原点回帰ですね。

決勝ということでアンジェラに続きこちらもやはり長尺、フルバージョンで最高でした。2人の演奏やコーラスワークも息がピッタリ。不完全燃焼だった準決勝を完全に払拭する感動のパフォーマンスに会場全体がスタンディングオベーション。アーティガンに至っては茫然自失で涙まで流しています。彼のこういう人間臭いところが好きです。わかるよアーティガン、最高にエモーショナルでハートに響いたよね。これでもうアンチは卒業だね!

この最高の音楽アニメをリアルタイムで観れる幸運に感謝

キャロル&チューズデイの最高にエモいパフォーマンスに鳴り止まない歓声。しかし前述の通り会場入りが遅れたためコンテスト失格は覆らず、優勝者はアンジェラに。だたし特例でアンジェラだけでなくキャロル&チューズデイもデビューが決定。試合に負けて勝負に勝ったというやつですね。でも正直アンジェラも負けずと良かったですからね。どちらが勝っても納得です。

デビューが決まったキャロル&チューズデイですが、サブタイトルの通りまだほんの始まりにすぎません(ちなみに「We’ve Only Just Begun」(愛のプレリュード)はカーペンターズの曲です)。この12話でかなりすっきり1クールが終わりました。物語的な動きや重要なダイアローグが盛りだくさんなのに1話で綺麗にまとまって素晴らしい話数でした。音楽シーンも決勝だけあって神作画でしたね。

「奇跡の7分間」は未だ語られず。しかしデビューは決まったキャロル&チューズデイのこれからの活躍が楽しみです。この最高の音楽アニメをリアルタイムで観れる幸運に感謝。出演アーティストや製作スタッフその他この作品に関わっているすべての人たちに感謝。ありがとう。後半戦もこの熱量のまま走り抜けてほしい。

今週のチューズデイ

お兄ちゃんに褒められ頬を赤らめるネグリジェ姿のチューズデイ。すまんかわいすぎだわ。

©ボンズ・渡辺信一郎/キャロル&チューズデイ製作委員会