『キャロル&チューズデイ』超アナログレコーディングでデビューシングル完成!そして明かされるダンの正体は… 第14話感想

『キャロル&チューズデイ』超アナログレコーディングでデビューシングル完成!そして明かされるダンの正体は… 第14話感想

意外と協力的な伝説のプロデューサー

前回ラストで奇声を上げながら斧を振り回して登場した危なすぎる伝説のプロデューサー・トビー。口はめちゃくちゃ悪いがわりとすんなり協力してくれることに。

テキサス出身らしく早くもガスと意気投合。「お前らのクソ、俺が最高のクソにしてやる」と不敵に笑うトビー。うーん、汚い。クソクソ言ってますがもちろん英語版だとF**Kを連発するキャラクターになるんでしょうね。英語版キャロチューもNetflixで見てみたい。歌も英語ですし違和感ないですよね。むしろ雰囲気出そう。

それぞれのフラグ

有名人になると人が寄ってくる。金目当ての有象無象が親を名乗りキャロルの周りをウロチョロします。コインランドリーで絡まれるキャロルを助けたのはまたしてもダン。チューズデイの姿はなく今回はついに2人のツーショット。ダンに地球で覚えていることはあるかと尋ねられたキャロルは、雪の降るクリスマスに教会に捨てられていたと語る。この二人ってまさか…。

チューズデイの元に訪れたのはジャーナリストのカイル。目的は大統領選に臨む母親ヴァレリーについての取材です。いつか母親と向き合わなければならないと警告を受けるチューズデイ。表情は終始曇っていました。

キャロルはダン絡み、チューズデイはヴァレリー絡みで「奇跡の7分間」のライブへと繋がっていくのでしょう。彼女たちの音楽が人々を動かして火星社会全体を巻き込む大きなうねりへと発展する。今回の地球との貿易協定解消を掲げる公約の話など、2クール目で政治色がグッと濃くなってきたのはこの壮大なラストへの布石ですよね。

レコーディングへ

ついにレコーディングへ挑むキャロル&チューズデイ。バックミュージシャンにはスキップの姿が。サンダーキャット好きなので再登場は嬉しいですね。黒人ゴリマッチョベーシストカッコいい。トビーとは旧知の仲のようで、憎まれ口を叩き合ってます。流石は伝説のプロデューサー、連れてくるミュージシャンのレベルが高い。

以前からここでちょくちょく書いてた通り、トビーの登場でアコースティック編成からバンド編成になりサウンド面が大幅強化。そしてノイマンのマイク一本で一発録りというアナログ感。最高にキャロル&チューズデイらしくて良いですね。

レコーディングする曲はストリートライブでも披露した「Army of Two」。バンドがついてより完成された楽曲になりました。音数がすべてではないですが、リズム隊とエレキギターが加わって音に厚みできましたね。てか52テイクもやるって体力すごいな。トビーが次はアルバム作るなんて言ってましたが、リアルでも発売してほしいですね。しますよね渡辺監督?

公式ツイより今週の音楽シーン↓

ダンの正体は…

キャロルはデビュー曲の完成をダンに報告。しかしもうダンは地球に帰らなければならない。少し話しを聞いてくれるか、そう切り出したダンはぽつりぽつりと自身について語るのだった。

ダンにはかつて妻がいて、子を産んだが身体が弱く育てられなかった。妻は子供は雪の降る夜に協会に預けてほどなく亡くなってしまった。あれ、これってやっぱり…。ダンはそのとき無実の罪で投獄。それから17年が過ぎようやく仮釈放が認められたダンは子供の行方を追った。養護施設に送られてから難民キャンプへ移りその後の足取りは不明。しかし最近になってどうやらその子が火星にいるということがわかった。ここまで話せばもうその子供が目の前のキャロルということはキャロルにも視聴者にもわかりますね。話を聞く彼女の瞳は潤んでいます。

あの金目当てのニセ親たちと対照的なダンの誠実さが伝わってきますね。父親だと名乗ることも許しを乞うこともせずに、ただ成長した娘を一目だけでも見たかったと。そのわりに間接的に俺が父親だと言っていますが。まあ泣けるシーンなので細かいことは置いときましょう。てかまじで泣いた。11話同様キャロルが泣くと僕も泣いてしまう。ようやく会えた父娘の時間はあまりにも短すぎた。ハートウォーミングな劇伴も相まって非常に美しいシーンでしたね。

13話感想でキャロルの父親ってオチはないでしょうが…なんて書いてましたがばっちり父親でした。約束通り再会できるといいね。次はハグしてくれよ。涙腺崩壊する覚悟はできてます。

今回のサブタイトル「The Kids are Alright」は英ロックバンドThe Whoの代表曲の一つ。数えてみたらもう50年以上前の曲なんですよね。あいつらはいい奴だから彼女をここに置いていくんだ、みたいな歌詞が背伸びした少年心を上手く表現してます。僕は学生の頃古いロックにハマっていた時期があったのでこの辺りの曲は懐かしいですね。ちなみに60年代~70年代で一番好きなのはローリング・ストーンズ。ライブにも行きました。キャロチュー残りの話数のサブタイトルにどの曲が使われるか楽しみです。

今週のチューズデイ

火星焼きのバイトまだやってたんだね。このカッコのチューズデイがアリスに見えて仕方ない。かわいい。

©ボンズ・渡辺信一郎/キャロル&チューズデイ製作委員会