クライマックスへ向けて動き出すそれぞれの物語!Flying Lotusプロデュースのギャングスタラップも炸裂!『キャロル&チューズデイ』第20話「People Get Ready」

クライマックスへ向けて動き出すそれぞれの物語!Flying Lotusプロデュースのギャングスタラップも炸裂!『キャロル&チューズデイ』第20話「People Get Ready」

フェスはあれで終わりのようです。もう一曲くらいやってほしかった…

マーズグラミー新人賞ノミネート

1stシングルがじわ売れ、さらにSXSWやサイドニアフェスが話題となってマーズグラミー新人賞にノミネートされたC&T。もちろんグラミー賞でのライブパフォーマンスも。思いがけない超ビッグオファーに喜ぶ2人ですが下馬評ではC&Tは引き立て役の当て馬との声も。同時にノミネートされているライバル・アンジェラが受賞の最有力候補と言われているようです。

このマーズグラミー賞でのパフォーマンスが“奇跡の7分間”ですよね。ウッドストック的なものを期待してましたがフェスはもういっぱいやりましたもんね。

タオ逮捕で困惑のアンジェラ陣営

先日ジェリーの依頼を断ったタオ。今回はヴァレリー陣営に莫大な資金提供していた火星金融界のドン・シュヴァルツからの直々の依頼を「自分の技術が政治に利用されるのは本意ではない」と一蹴。どうやらシュヴァルツは身寄りのないタオを育てバックアップしてきたようで、自分の頼みなら聞き入れてくれると思っていたようですがそれでも断固拒否。その結果タオは拘束・逮捕されてしまいます。

拘束直前にアンジェラへメッセージを送るタオ。ラボに戻れないことを悟ったタオはアンジェラに連絡。タオによると未完成だったアンジェラのレプリケーションが既に完成。なんだか妙な話ですがアンジェラのグラミー用の曲はタオに変わって自身のレプリカにプロデュースされることに。アンジェラ陣営の雲行きが怪しくなってきました。

キャロルとエゼキエル10年ぶりの再会

フェスで会ったラッパー・エゼキエルは自分の知っているアメルなのか-それを確かめるため二人だけにわかるメッセージをインスタに送るキャロル。キャロルとエゼキエルはかつて施設で一緒に育った親友だったようです。メッセージに気づいたエゼキエルは待ち合わせ場所に顔を出し、フェスで偶然会ったときとは違った柔らかい表情をキャロルに向ける。

昔話に花を咲かせ、歌手になる夢をいつも応援してくれたアメルとの変わらない友情を語るキャロルに対し「俺は今ラッパーのエゼキエルだ、もうお前のダチだったアメルは死んだんだ」と突き放すエゼキエル 。現在の火星の移民情勢を嘆くエゼキエルは「次の新曲は移民を排斥しようとしているやつらへの爆弾だ、これからひと騒動起きる、だからもう会わない方がいい」と言い放ってその場を去る。

複雑な表情のキャロルだがアルバム制作にグラミー新人賞への準備とやることはたくさん。うじうじしている時間はない。

ここでC&T新曲「Beautiful Breakdown」。今までとは雰囲気がガラっと変わった爽やかなギターポップです。何かが始まりそうなキラキラのリフとサビ後の抑え目なコーラスが好き。

エゼキエルのギャングスタラップ!

キャロルへ宣言した通り、新曲で移民排除に傾く火星情勢をぶった切るキレキレのラップをかますエゼキエル。PVでも燃やすは壊すわ大暴れ。ちなみにエゼキエルのVo.はマイアミシーンを牽引する若きラッパー・Denzel Curry。クレジットを見るとFlyloもプロデュースに関わっていますね。しかしその反社会的で攻撃的なリリックやパフォーマンスのせいか機動隊のようなものまで出動、エゼキエルは10年前の移民ビザ切れによる不法滞在という名目で即日逮捕。ガスの言う通り見せしめとしてでしょう。次期大統領と目されるヴァレリーが映るテレビを破壊したのはやりすぎたか。

キャロルは同胞を救えるか。そしてチューズデイはキャロルら移民を守るため母ヴァレリーに立ち向かえるか。音楽の力で世界を変えることはできるか。

一方タオ不在から混迷を極めるアンジェラサイド。タオ逮捕に加えダリアも態度が豹変、混乱するアンジェラ。そのアンジェラを糾弾するダリアが発作で倒れてTo be Continued.

公式より今週の音楽シーン↓

だいぶ動きのある回でしたね。Impressionsから拝借した「People Get Ready」のサブタイトルが示す通りそれぞれの物語がクライマックスの“奇跡の7分間”へ向けて着々と進んでいます。アンジェラも心配ですがスペンサー&カイル側の動きが気になりますね。ヴァレリーを失脚させる流れが既定路線だとは思いますが、代わりの大統領は消去法でそのままもう一人の候補であるハミルトンに落ち着くんでしょうか。ハミルトンはそこまで描写が多くないのでどのような人物像なのかイマイチ曖昧です。これからですかね。

今週のチューズデイ

ギターを抱えて作詞中のチューズデイ。今さらですがギター×2次元の女の子ってめちゃくちゃいいですよね。そう言えばみんな冬服から戻りましたね。ウェザープラントは修復されたのでしょうか。

©ボンズ・渡辺信一郎/キャロル&チューズデイ製作委員会