[アニメ神回] 僕たちが憧れた英雄『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅡ』第10話「英雄切望(アルゴノゥト)」

[アニメ神回] 僕たちが憧れた英雄『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうかⅡ』第10話「英雄切望(アルゴノゥト)」

ダンまち2期面白いですよね。作画のクオリティが高い、バトルシーンも動く、演出も良い、脚本も面白い、キャラも立ってる、声優陣も豪華。今回のイシュタルファミリア編クライマックス第10話最高でしたね。今までで一番ベル君がカッコいい回ではなかったでしょうか。

※ネタバレありですのでまだ見てない人はご注意ください。

ここでこれまでのあらすじを簡単におさらい。イシュタルファミリア編のキーパーソンはふとしたきっかけからベル君が出会った狐人(ルナール)の少女・春姫。極東にある故郷を追われオラリオに流れ着いた彼女には他者の能力を超強化する特別な力がありました。その力をイシュタルファミリアに狙われ、望まぬ形で娼婦となった春姫。彼女は自身の穢れを呪い、イシュタルファミリアに儀式で力を命ごと奪われる運命を受け入れているようでした。ファミリア間の戦争を引き起こすことになるであろう春姫を助けることを一度はためらうベル君でしたが、憧れ続けた英雄に近づくため敵の根城に乗り込む。かなり端折りましたがだいたいこれが9話までの話です。

ところで春姫ってめちゃくちゃかわいくないですか。金髪ロングぱっつん碧眼けもみみ美少女ですよ。属性てんこ盛り。儚げな表情やおっとり控え目な性格、辛い境遇含め春姫を嫌いな男はこの世にいないと断言できる。鮮やかな赤の着物もいい。1話の時点ではアイズたんのドレス姿~とか言ってたのは内緒です。

さて話を戻して9話ラストで春姫を助けるために儀式の真っただ中割って入ったベル君。この期に及んでなお、周りを巻き込みたくない、重荷になりたくない、自分に助けられる価値も資格もない、そう涙ながらに訴える春姫に熱のこもった真摯な言葉を返すベル君が男らしくてカッコいい。

「一番恥ずかしいことは、何も決められず動けないでいることだ!!」

「あなたの本当を教えてください!!」

ベル君の魂の叫びについに自分の本当の気持ちを吐露する春姫。もう身体を売りたくない、誰も傷つけたくない、死にたくない、助けて-ついに本音さらけ出した春姫の悲痛な叫び。そんな彼女を容赦なく殴りつける番長フリュネにベル君の怒りが爆発。壮絶な死闘が始まります。

春姫の助けもあってなんとかフリュネを退けたベル君。いつのも短刀ではなくデカい剣で戦うのが新鮮だし覚醒した感があっていいですね。しかし次はイシュタルファミリアNo.2の実力者・アイシャが立ちはだかる。春姫の術が解けるのを待ち正々堂々と勝負を挑むベル君。一進一退の攻防が続くが、至近距離からのファイアボルトパンチで辛くも勝利。

ここから春姫の挿入歌が流れます。ピアノとストリングス主体の美しいバラードです。めっちゃ良い曲。フルで聴かせてくれ。

気を失っていた春姫が意識を取り戻す。

「あなたを…助けに来ました」

「ありがとう…ありがとう、英雄様…!」

あまりにも美しいシーンで泣いた。これはズルいでしょ。

春姫を演じる千菅春香さんの演技が最高。歌も上手い。めっちゃ声かわいくて守ってあげたくなりますよね。サビに入ると同時に春姫を縛っていた首の鎖をベル君が壊す演出は何度見ても素晴らしい。彼女の心の鎖も解けて自分の人生を取り戻した春姫。彼女に寄り添うベル君。2人を迎えにくる仲間たち。ヘスティア派の方すみません、もう春姫エンドでいいよね?ここまでされたら惚れてまうやろ。

やってることはベタで王道なのですがこの単純明快さが良い。王道は面白いから王道なのだ。むしろ使い古されたプロットをアニメとしてどう見せるかが重要で、ダンまちはその見せ方が非常に丁寧で上手い。とりわけこの10話の構成・演出は挿入歌含めて素晴らしかったと思います。ここまで読んでダンまち2見てない人は10話だけでも見てくれ。いややっぱ春姫が出てくる6話から見てくれ。ベル君の優しさと勇気ある行動こそがベル君と春姫の、そして僕たちが憧れた英雄像そのものではないでしょうか。

原作とか全く読んでないのですが、まだまだベル君の冒険は続くんですかね。2期は残り2-3話だと思いますが、これ以上の盛り上がりは難しいでしょう。とにかく10話が神回すぎた。

春姫、良かったね。ベル君と幸せになってくれ。

© 大森藤ノ・SBクリエイティブ/ダンまち2製作委員会