EDで踊るアニメは流行る!そして漂い始めるBLの香り『星合の空』第2話

EDで踊るアニメは流行る!そして漂い始めるBLの香り『星合の空』第2話

今のところ2019秋アニメで一番好きな作品です。

第1話衝撃のラストの翌日-柊真と契約した眞己はソフトテニス部へ入部。簡単に自己紹介するも一部の部員は眞己の飄々とした態度が気に入らない様子です。「ソフトテニスやる基礎体力があるのか」「グラウンド20週は軽く走れないとな」と早速新人いびりを始めるがこれが身から出た錆となる。副部長の凜太朗は全員で走ろうと提案、部長も同意、普段だらだらしてロクに練習してこなかった落ちこぼれ男子ソフトテニス部による突然の走り込みスタート!走っているだけで周囲から驚かれるってどんだけ。

ここで流れるまめぐの主題歌「水槽」。1話後半の柊真が眞己を説得する印象的なシーンでも流れましたが、何度聴いても素晴らしくないですか。今季の曲でダントツで好きです。誰が作ったんだろ。

トップを走るのは柊真。ほかの部員をごぼう抜きにして柊真を追いかける眞己。眞己は前の学校でも部活はやっていなかったと言っていましたが、生まれ持った運動能力+マンション階段上り下りでスタミナまでついていたようです。新人をいびっていた晋吾、翅、樹も2人に周回遅れを食らう始末。ダサい、ダサすぎて痛い。ラスト一周、デッドヒートを繰り広げる柊真&眞己はほぼ同時にゴールイン。全力で走ってお互いを認め合った2人は固い握手を交わす、そう思ったらなんと…

俗に言う恋人繋ぎ。イヤおかしくないか。恐れていたことが第2話にして表面化してしまいました。アッーーーー!!腐女子の皆様には申し訳ないが、これ以上の過剰な友情は正直控えていただきたい。『星合の空』はそういう作品じゃない…よね?普通に握手するのじゃダメなんでしょうか。

柊真を好きな男の子をマネージャーに勧誘する眞己。今日は柊真にラケットの持ち方から教わります。素振りだけでもセンスの良さが伺えますね。眞己のセンスがずば抜けて良いのか柊真の教え方がいいのかはたまたその両方か、フォアハンドもバックハンドも初心者にしては非常にサマになってます。初めての壁打ちでボールも普通に打ててる。ていうか既存の部員より上手い。部員たちも驚く中、「あんたたち一年もやっててまともにボールも打てないのか」と周囲を挑発し始める眞己。新人のデカすぎる態度や物言いに気の強い晋吾や翅はブチ切れ寸前。それでも物怖じしない眞己は「努力もしないで結果なんか出るかよ」とド正論をかます。

ラストは眞己に駆り立てられた翅が提案した素振りをみんなでやってEDへ。柊真の言うように、ヘラヘラした部員たちに発破をかけたってことですかね。あんたたちは言い訳ばかりだ、負け犬のクズで卑怯者だ、は少し言い過ぎな気もしないでもない。いやこれくらい言わないとこいつらソフトテニス部員はダメなのか。

そしてそのEDが凄かった。踊る。みんなそれぞれ違った踊り方にキャラクターの個性がガッツリ出ていて面白い。芸が細かい。あれだけ劇中でオラついてた晋吾がオネエダンスなのは笑ってしまう。曲自体も違和感なく入ってきたし良かったですね。シンガーのAIKIさんは『創聖のアクエリオン』で有名なAKINOさんの弟さんなんですね。

少し思うところはありましたが2話も面白かった。眞己の入部で変わり始める弱小ソフトテニス部といった回でした。なんか必死にがんばるのはダサい、みたいな厨二病的なもの自分にもあったなあと中学時代を思い出します。走り込みしてる脇でサッカー部がヒールリフトしてたりとか細かい動きが妙に刺さります。サッカー部ならみんなやったよね?

個人的には夏南子の立ち位置と役割が気になりますね。ソフトテニス部を見つめる=視聴者目線のキャラクターということでしょうか。ヒロインという感じではないんですよね。あとは眞己の家で母親と親しそうにしていた男は誰なんですかね。しかしキャラクターがセリフで説明しすぎないところがこのアニメのいいところ。『星合の空』が他の深夜アニメと一線を画す文学的映画的な印象を残す大きな要因ではないでしょうか。

©赤根和樹・エイトビット/星合の空製作委員会